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長尺シート貼りました。1 [長尺シート]

どうも埼玉県三郷市のぽっちゃり親方です。

うちのかみさん、サツマイモが好きなんです。
私はどちらかというと、焼き芋を一口食べるくらい。
あのネト~とした甘い感じが苦手です。
誰しも生きていれば我慢があるので、
好きなものくらい食べてもらいたいなぁと思って
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サツマイモを秋から植えました。
種芋から伸びた茎をバケツに入れて水をあげて
さらに伸びた茎をブスブスと花壇に。

娘は呆れて
「秋じゃ無理だよ、これから寒くなるんだから」
と言いながらも協力的。
霜でやられないようにマルチをかぶせましたがやはりダメ。
時節を弁えないのは無理がありますね。
もう枯れるの待つしかないか。。。。

さて現場です。
しばらくお休みしている間に
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とあるマンションの廊下等や階段の床面に
滑り止めのシートを貼ることになりました。

バリアフリー法ですと、共同住宅は特定建築物に分類されていて、
努力義務で廊下等の階段の床面は粗面、または滑りにくい材料としなさいとなってます。

それでこちらのオーナーさんから、滑りにくくすることはできないかなぁと
お話ししていただいたので、サンプルをお見せしながら
長尺シートとかありますけど、「これがいい、これでお願い」となりました。

建材などには必ず、メリットとデメリットが共存しています。
Aという材料にはメリットデメリット
Bという材料にはメリットデメリット
個人的には長尺シートはあまりお勧めしていません。

塗膜でも滑り止め加工ができますが、汚れた場合や、剥がれた場合、
塗膜のほうが簡易で安価でできるためです。

長尺シートのほうが見た目は遥かにいいですけどね。

さきほどから長尺シート長尺シートって連呼してますが、
このシリーズの中盤には出てきます。


水をかけながら、勾配が悪く水がたまる箇所に
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水に濡れている面でも書けるペンで印します。

床などが仕上がっても、水たまりができる状態だと
その部分だけ汚れやすくなったり、冬場は凍結などすると
滑って転倒の危険が発生します。

次回に続きます。

今回もお付き合いいただきましてありがとうございました。



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長尺シート貼りました。2 [長尺シート]

どうも埼玉県三郷市のぽっちゃり親方です。

建築系の専門学校で友達になれた人が
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フランス人の伴侶を数年前に日本で亡くされて
フランスの義父義母は孫の顔も見たいということで
しばらく移住することにしたようです。

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マルシェですかね。
国際情勢に関心のある方や注視している人は、
色々気にかかる面がピンとくる現在ですが、
それよりも友達として、フランス語は上手に話せないと言っていたし、
文化的な問題や、歓待してもらえるかなぁと心配していたのですが、

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しばらくの移住でもすごい喜んでくれたみたいで安心です。
向こうはクリスマスは大切な祭事ですからね。

私の性格は、橋を叩いて渡るというより、
しらみつぶしに調べて補強するか作り直しして渡る性格ですが、
その友達っていうのは、橋を見るなり突撃して渡るようなところもあり。

私は人に努力で負けることを良しとできない性分ですが、
その友達には努力で太刀打ちできないなぁと完敗しました。

さて現場です(長期ブログをお休みしている間の仕事です)。
長尺シートを貼りつける面が脆弱になっていると、
長尺シートが剥がれなどの不具合が発生しやすくなるので、
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掃除機をつけたグラインダーで、下地調整と接着性が高まるようにサンディングします。
この時に素地(コンクリート床)が露出したところは、水が吸い込まない処理が大切です。
多くのコンクリートは耐水材料であっても防水材ではないためです。
次のシリーズでよそ様がやってしまった不具合を載せます。

階段は逆勾配だったので
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最低限は平勾配になるようにしています。
メーカーからは難しいよと言われましたが、
出来る確信はあるので、ウレタン防水材で逆勾配を直してます。
グレー下地に、グレーの防水材なので見えにくいですね。

逆勾配だと雨水が溜まったり、たまった水が凍結すると
滑る原因となるので、足元の水は気を付けたほうが良いと思います。

本日もお付き合いいただきましてありがとうございました。

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長尺シート貼りました。3 [長尺シート]

どうも埼玉県三郷市のぽっちゃり親方です。

みなさん大掃除はどうですか。
普段からまめに掃除しているから、とくに必要ないよーという方もいれば
普段は忙しいから念入りに大掃除って方もいると思います。

大掃除といっても、今はそれほど「年末」や「新年」というものに
意義が薄れているので、そういう文化があるなぁくらいになりましたけど。

ホコリやカビなどは呼吸器系に問題が出るケースもありますし、
一度室内の点検を兼ねて大掃除というのもありですね。
窓に家具を近接したり、閉めっぱなしのカーテンがあると、カビが生えやすくなります。
その場合は、すこし家具を離したり、室内空気を循環できるようにしましょう。

それにしても、あの「セスキ」って洗剤?、
なんであんなに奇麗になるのかちょっと不思議。


さて現場です。
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ボンドを塗って、張り付けたり

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ローラーでコロコロして転圧したり、

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長尺シートと長尺シートの間は、熱溶接したり
(ひも状の材料に熱風を当てて溶接します)

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長尺シートと異種材料は養生(マスキング)をして、
シーリングをしたりです。

本日もお付き合いいただきましてありがとうございました。
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長尺シート貼りました。4 [長尺シート]

どうも埼玉県三郷市のぽっちゃり親方です。

前回の記事でお花茶屋の実家に行ったとお話ししましたが、
そのとき、年始ということもあってか、コインパーキングがどこも満車で、
お花茶屋3丁目のコインパーキングにやっと止められた時のことです。

娘が「あ、タヌだ、タヌがいる!」と路地を指していいます。
タヌとはタヌキ、そう狸です。
家族全員、手には実家に持っていくものを持っていたので
写真取れなかったのですが、お花茶屋に狸とはびっくりしました。

証言だけが証拠です。信じるか信じないかはあなた次第!

さて現場です。
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(完成画像)

このシリーズ冒頭で、バリアフリー法のことを言いました。
共同住宅は適合の努力義務が生じます。
足物が滑りにくいようにということなんですが、
身体状態により、足元がひっかかるような感覚になる方もいるかも知れないので、
ただ単に、足元が滑りにくくて良い、ということにもならないので
万人向けとは言い難いかもしれません。

共同住宅のような特定多数の利用者であれば、
向き不向きは考慮できるかもしれません。
戸建てであれば、向き不向きを考えるのはある程度、容易かもしれません。

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(完成画像)

経年により、シート同士のジョイント部分の溶接が切れることもありますし、
厄介なのは、シートを貼りつけた場所が、室内ではなく
雨のかかる屋外であったり、太陽光を受ける場所だと
シートの端の部分が剥がれてくることがあります。
つまづき・転倒があると管理者や所有者の問題にもなります。

剥がれてくると、メーカーは
①シートを全部剥がして
②下地調整して、
③新品を貼りなおしてください。
と、なります。

新築であれば、ローコストで済みますが、
それでも、長尺シートの品代だけで、
滑り止め塗装の材工費用とトントンだと思います。
ただし、見た目では長尺シートに滑り止め塗装は劣ると思います。

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(完成画像)

長尺シートの張替えであれば、剥がすことと、下地調整も
増えるので、滑り止め塗装(防滑塗装)の数倍、費用はかかります。

賃貸物件などでは、経年により家賃を下げて入居者を募集する方法と
リノベーションや模様替えなどで、家賃相場の維持や上昇も考えられますが、
最終的な損益も考えつつ、
直しやすい防滑塗装にするか、見た目を重視する長尺シートにするか
選択する必要があります。

次回は剥がれかけた長尺シートです。

本日もお付き合いいただきましてありがとうございました。



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長尺シート直しました(単話)。 [長尺シート]

どうも埼玉県三郷市のぽっちゃり親方です。

最近、何気なく若いころに耳にした音楽を聴く機会があります。
当時はとても受け入れられなかったのですが、今聞くといいなぁとか、
なんであの頃は嫌だったのかなぁと思うことも。

気を悪くしないでくださいね。
アバのダンシングクィーンとか、フォーカスのシルビアとか、
スティクスのカムセイルアウェイとか。
当時はヘビーメタルとかハードロックしか聞かなかったですが、
今は色々と聞いて楽しめるようになりました。好みって変わるんですね。

さて現場です。
前回の記事で長尺シートが剥がれた、としましたが、
正しくは、長尺シートが剥がれかけて浮いてきた、となります。
訂正します。
施工前の比較的、状態のいいところだけ載せます。

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この建物の共用廊下の、長尺シートと排水溝の境目のところが
ほぼすべて浮いてます。10年前に塗装工事をして、そのときも少し浮いていましたが、
「う~ん、、先で良いかなぁ~」ということで、先送りにした箇所です。


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特にひどい箇所は、雨水の集中する排水口付近で
パカーンと浮いて剥がれています。

①と②は、経年で浮いたりします。
ただ、こちらの現場では、初期より著しい施工不良があり、
かなり長尺シートの端部の状態が悪かったです。


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熱溶接部分が切れています。多分新築の時は夏に張り付けたのかもしれません。

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こういう金属のローラーを転がして転圧しますが、
長尺シートは石油製品でできたシートですので、
夏季は気温で伸びやすくなります。転がし過ぎて引っ張りすぎると
いずれ縮んで、引張で熱溶接部分のジョイント部分や、
長尺シート自体が破断する場合もあるようです。
あるようです、としたのは、うちは長尺シートは
夏にやらないようにしているためで、失敗しそうなことは
よほどの事情が無い限りやらない主義だからです。


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階段のステップのシートと階段の踏面の間に雨水が溜まっています。

この現場の作業中の画像は、非公開としていますのでご容赦ください。
こちらのお客様はリピーター様で、ご信頼をいただいていて、
かつ、いつも包み隠さず現場の状況をお話ししますので、
工事が成立したということもあり、メーカーは張り直し一択だったと
いうことで、うちの技術で復元プラス剝がれにくい状態にしました。

貼ればキレイですよ、見た目がいいですよ、は当たり前で、
その後、経年でどうなるのか、その時、修繕費用はどうなるのかまで
依頼者と施工者(請負者ではない)ともに考えないと、
あとで仕事はしてもらったけど失敗だったなぁ、っていうのはよくある話です。

いっけん良いと思っても、後でダメと思うこともありますし、
はじめはなんか嫌と思っても、後で成功だったなんてことも、
依頼者にとってはあると思うので、色々と情報を集めたうえで
ご検討されてはいかがでしょうか。

再度ですけど、画像の初期工事はうちではありません。

今回もお付き合いいただきましてありがとうございました。
次は多分、外壁サイディングの多彩塗です。




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