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学科試験・製図試験のことなのでマニアな人だけお勧め記事です。 [試験について]

どうも埼玉県三郷市のぽっちゃり親方です。

今回もすごいつまらない内容です。
2級建築士試験をこんなふうにやったよ!という内容です。

もともと私自身、どの試験でも学科は得意で、初見でも90点以上だったので
どうやって攻略したというのは特にないのですが、過去問集に行く前に、
学芸出版社のやさしい建築構造力学とその対になるやさしい建築構造力学演習問題集を
やったほうがいいと思います。2級建築士なら静定まで、一級なら不静定。
ただし2級でもいずれ不静定まで将来的に出る可能性はゼロでは無いかもしれません。
中学数学までで解けます。慣れればどうということはありません。簡単です。

あと、法規ですが、法令の文章は慣れないと読みにくいです。
日本語をグーグル翻訳して、また日本語にグーグル翻訳したような
読みにくさがあります。
これも学芸出版社のやさしい建築法規という本を参考にして2級の範囲を法令集に
マーキング(文字はダメ)してから過去問集にいくと楽なのかな?と思います。

( これらの本は、たしか5~6年前に北区の現場で仕事をしようとした日に、
現場で待機が掛かり、現場近くの書店で置いてあったものを退屈しのぎに買ったもので、
後の専門学校のときにテキストとして指定されたので、
学校ではテキスト代が減って少しお財布が楽でした。 )

これが出来たら過去問集をひたすらやる。反復です。
問題そのものよりも解説を覚える。ひたすら覚えて人にも説明できるくらいにする。
やりこんだほうがいいと思います。
学科は計画・法規・構造・施工となり、
私は現場の人間ですが、それでも施工科目が面倒です。
基礎から絨毯までです。

単年の学科試験は2級建築士なら100問ですので
過去問集通算7年分なら700問です。
あと一年分増やして通算8年分として800問でもいいかもしれませんが、
法令はコロコロ変わるので、常に最新版の過去問集は必要です。
各問ごとに5択なので、4000択をすべて解説できるレベルなら
よほどのことがない限り学科試験は突破できるはずです。

私は前日夜間工事で寝ないで学科試験に行って、法令集ではなくて
公示編を間違えて持っていって、しかも6時間の試験中、
4時間くらい寝ていましたが、それでも90点前後取れています。

要は日ごろやっているか・やらないかの問題です。
仮に建築建設業界以外の人で2級建築士を目指すという珍しい人がいて、
来年ではなく、再来年受けようかなあという方が居たら
すぐに行動したほうがいいです。
オーバースペックで行っても学科試験は経験上、楽になるだけです。
ただし、2025年は法令が変わるので注意したほうがいいです。

舐めると落ちますよ。

過去問集は解説付きのものが良いと思いました。
解説を覚えることが大切なのではないかと思います。
解説付きの過去問集だと、日建学院のチャレンジ7か
総合資格のスーパーセブンですが、私個人としては
スーパーセブンがおすすめのような気がします。
個人的に日建学院のは解説が長すぎるのと、本自体が大き過ぎる気がしました。

では頑張ってください。
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学科試験・製図試験のことなのでマニアな人だけお勧め記事です。2 [試験について]

どうも埼玉県三郷市のぽっちゃり親方です。

今回はさらにつまらない内容です。
2級建築士試験こんなふうにやったよ!という内容です。

専門学校に入学したとき、製図の作図がとても遅く
製図の担当講師からは、
「ここまで遅いと本試験の製図どころか学校の課題提出も
ままならないからとにかく練習しなさい。」と、
年配の女性講師の方から激しい指摘を受けました。

その学校は社会人として仕事をしながら2年間、
月1~2回のスクーリングとeラーニングで授業を受け、
卒業時に2級建築士の受験資格が得られるというものでした。
日ごろの業務のつながりのある設計事務所や実務証明でも
受験資格は得られましたが、人に受験証明を頼むというのも
私自身良しとしない性格だったり、頼まれた側も渋々ということも
あるかもしれませんし、実務証明では一つ一つの現場を記載しないと
いけないので膨大な量になるので、学生経験が乏しかった私は
社会人向け専門学校に行きました。

それで、回りの生徒を見渡してもみんな早く、とにかく製図速度が
自分でも致命的に思うほど私は遅かったので、ひたすら練習しました。

それで専門学校卒業間近には、
かなばかりタイプの製図一式なら2時間30分くらい
部分詳細図タイプの製図一式なら2時間20分くらい
矩計図自体は30分切るぐらいまでになっていました。
エスキスも所定時間内です。

私は卒業したら予備校はどうしようか迷っていたのですが、
在学2年目後期の時に、うちにコピー機のリース・販売で「N」の営業さんが来たので、
そのとある「専門学校に行ってますよ」と伝えると
営業さんは「弊社と提携してるんですよ、ぜひ来てください。」
と言われてしまい、それで行くことになりまして。

作図時間はそのとき伝えましたが、にわかには信じがたいと言われ
それで卒業後、その「N」に行ったのですが、
学科は分かりきったことを片道40分かけていくのが馬鹿らしくなって
第一回目の学科講習で行くのをやめました。

製図はとにかくエスキス(下書きみたいなもの・ラフ画)も含め練習を猛烈にしていたので、
受験1回目の人たちが座る席から移動して、2回目3回目4回目を
受験する人の猛者たちの群れの席に、移動を命じられましたが、
エスキスも上位でしたし、作図速度はぶっちぎりでした。

とにかく「N」は難易度の高い練習問題を当時は出してきました。
多分当時は受験生を急激に成長させるためです。

それが令和4年です。
私、自信をつけた製図で去年落ちました。
ランクⅠ~Ⅳのうち、ランクⅡ(Ⅰだけ合格)。

理由は製図本試験でパニックです。
去年は木造の保育所です。
混乱するほど簡単な問題が出たため、試験開始時に配布された
問題用紙自体、ほかの人と違うのではないかと真剣に思うほど、
「あ・・え・・・?、これ・・?エスキス30分くらいで
出来たし、作図量も2時間20分もかからないくらいの量だし・・・
こんな簡単なのって・・・え?」
エスキス自体も簡単でしたが、あまりに作図量が無くて
問題用紙がほかの人と間違えて配布されているのか?とか
今年は実は2通りの問題用紙があるのか?というありえない妄想で
パニックが始まりから終わりまでです。
試験終了40分くらい前に終わり、それでも問題用紙で
抜けている部屋はないか、部屋と部屋のつながりは間違ってないか
とか確認ばかりしてました。

試験が終わり、試験会場から予備校に行く途中、
東北道を横断するときに

「あ、やべ、やっちまった」と重大ミスに気が付き
ラジオでは、hitomiさんのLOVE2000がかかっていて
歌詞では「こんなはずじゃなかった」なんて歌ってます。
もう心はぐちゃぐちゃです。悔しい情けないなんてもんじゃありません。
応援してくれたお客さん、かみさん、娘、親、専門学校の講師、
予備校の3人の講師、「N」の営業さんの顔まで浮かびます。

立面図の方向間違いです。重大ミスで大減点です。
あと終始パニックだったので、門か柵か書き忘れた気がします。
本来だったら絶対にありえないイージーミスで、
あの日の悔しさ情けなさは今でも忘れません。
試験終了後、予備校に受験生全員集まることになっていましたが、
向かう最中に営業さんに連絡しましたが、各講師にも話が伝わり
「あの北島さんがやらかしたってことは合格率相当低いんじゃないか・・・」
と憶測が広がったようですが、単なるパニックによる凡ミス。

その試験日は家に帰ってから、へんなお店に生まれて初めて行って
憂さ晴らししようかと思っても馬鹿らして椅子に座ってぼーっとしてるだけ。

それで次の日から再始動。
さらに速度と正確さを身に着け、意外と自分は全国的にも
作図速度は速いかもという謎自信をたずさえ、
謎自信を確信に変えられるように猛練習。

「N」の営業さんから「もう一年頑張ろうようぅ」と
もうプッシュを受けるも「次は自力で合格してやるから行く気ねーよ。」と
内心悪態をつきながら素直に従い、

生まれて初めての試験不合格という激怒を胸に令和5年、今年再挑戦。
予備校の講師からは「講師になって10年経つけどダントツ一位で早いよ、
エスキスも答案例よりいいの描くときあるし、作図もきれいだし文字もきれい」と、
言われ、SNSや動画サイトを見ても「あ~自分のほうがたしかに早いなぁ」
という感想でした。

十数通り出された製図練習問題での最終到達速度は
エスキス最速時32分くらい
かなばかりタイプの製図一式1時間51分32秒(面積表・計画の要点・名前・番号含む)
矩計図単体25分52秒(Sの描き方なら24分38秒)・バルコニー付きで28分41秒
過去問で比較的描きこみ量の多いシェアハウスでも2時間ちょいでした。
フリーハンドではありません。フリハンで描く人より早かったです。

製図本試験自体も去年同様簡単で、今年は去年のだまし討ちを食らうこともなく
試験開始から2時間40分くらいで終わって、
確認をしたら間違いに気づいたところがあり、直したりしましたが
それでも時間が大幅にあまり、消しゴムのカスを集めたり
草を描いたりして時間を潰しました。

試験は難しく描きこみ量が多い年もあれば
エスキスも簡単で描きこみ量も少ない年もあります。
練習量も少ない、たまたま製図本試験でも簡単で描きこみ量も
少ない年に当たればいいですが、いつぞやの喫茶店併用住宅みたいな
条件と時間だと詰みます。

決して速さ勝負の試験ではありません。
ですが、点検時間確保や冷静さを保つための速さは重要では
ないかと個人的には感じる試験でした。
オーバースペックで行ってもパニックになるときはあるのかもしれませんが。

来年は比較的描きこみ量の少ないといわれるRCかもしれません。
木造だと描きこみ量は必然的に多くなります。
作図はシャーペンを持つ手ではなく、定規を持つ手を鍛えてください。
ただ手描き製図はやり続けないとだめです。
試験終了から約3か月半経過しましたが、神速と言われたかつての速さは微塵もなく
完全に失われました。
学校や予備校に金を払ったんだから、出来ない自分をできるようにしろ、
はとんでもない大きな間違いです。
試験会場の席の隣に家族も友達も講師も誰も付いてきてアドバイスしてくれません。
やるのは自分です。
得意な分野を伸ばして何とかなる試験ではありません。
苦手な分野を得意分野にしてください。



日ごろが大切です。

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学科試験・製図試験のことなのでマニアな人だけお勧め記事です。3 [試験について]

どうも埼玉県三郷市のぽっちゃり親方です。

今回もとてもつまらない内容で、今回でこのシリーズは最終です。
2級建築士試験こんなふうにやったよ!という内容です。

DSC_0908.jpg
シャーペンなどです。

通常、製図試験の作図は3時間程度で描くように予備校でも
大学でも言われますが、シャーペンを握りっぱなしは疲れます。
9月上旬の試験でもあるので手汗もかきます。

私は多汗症で、手汗がヌタウナギにちかい状態でヌルヌルになります。
汗で滑るとさらに強く握って疲れます。
なので、私はテニスラケットのグリップに巻く滑り止めを巻き付けていました。

作図作業は疲れないようにするのがポイントで、
疲れないようにすると集中力も続きます。

赤いシャーペン0.5mmをメインで使っていましたが、
私くらいの年代だと、「赤い奴は3倍速い」理論で赤いシャーペンが好みです。
あらゆる芯を試しましたが、芯は固いほうがきれいに早く描けます。
ぺんてるというメーカーのAinのHB HARDというのを使っていました。
芯が柔らかいと、作図中に早く描くと、芯が細かく砕けて用紙を汚します。

濃紺のシャーペンは現場で使う墨付け用で、1.3mmの太さです。
寸法線の玉止め(クルクル)や、エスキスで使いました。
今のスタイルはエスキス(下書き・ラフ)は1/200で描くのがスタンダードですが、
私は1/100で描いて強弱をつけて分かりやすくしていました。

私自身、個人的な考えで木造での試験合格にこだわっていました。
1/100は下書き用紙に上下で描くためで、架橋構造をエスキス中に頭の中で
完成させるためでした。
今の主流はエスキス時の消しゴムカスを答案用紙に付かせないために
フリクションボールペンを多くの人が使います。
私は架橋構造をスマートにさせるために1・2階を上下で描いてましたが、
消しゴムが固いと消しにくく、下書き用紙も破れたりヨレたりするので
小学生用の学習消しゴムを愛用してました。

字消し板は最後の点検時に稀にしか使いません。
あんなもの作図中に使っていたら年越しします。
青いのが作図中に使っていた消しゴムです。

定規は褒めたものではなく、テンプレート付きの2ミリ厚の四角いものを
使用していました。3ミリ厚はぶん回すにしては重く、
取り回しにまごつくためでした。
そのため、今流行りのバンコという定規はデカく重いので
1度試しただけで、使いませんでした。

勾配定規はとにかく大変で、月に1枚程度、
ねじ部分が割れるか、ねじが切れてしまい、
練習用紙とともに、とにかくお金がかかりました。

製図版はムトーとドラパスの両方がありましたが、
ムトーのものが使いやすかったと個人的に思います。

ほかの技能試験でもそうでしたが、道具を多く使用としている人は
試験中、道具の持ちかえや、探したりする手間が増えるので
時間がかかるように思います。

作図は突然早く上手に描けるようなものではないので、
この先、試験を受けたいなぁと思っている人は、
早めに日ごろから描き慣れてください。

日ごろの準備がものを言います。
すべての学生さん、すべての受験者さん、
頑張ってください。

今回でこのシリーズはおしまいです。
つまらない記事にお付き合いいただいて申し訳ないです。
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