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長尺シート直しました(単話)。 [長尺シート]

どうも埼玉県三郷市のぽっちゃり親方です。

最近、何気なく若いころに耳にした音楽を聴く機会があります。
当時はとても受け入れられなかったのですが、今聞くといいなぁとか、
なんであの頃は嫌だったのかなぁと思うことも。

気を悪くしないでくださいね。
アバのダンシングクィーンとか、フォーカスのシルビアとか、
スティクスのカムセイルアウェイとか。
当時はヘビーメタルとかハードロックしか聞かなかったですが、
今は色々と聞いて楽しめるようになりました。好みって変わるんですね。

さて現場です。
前回の記事で長尺シートが剥がれた、としましたが、
正しくは、長尺シートが剥がれかけて浮いてきた、となります。
訂正します。
施工前の比較的、状態のいいところだけ載せます。

DSCN3843.jpg
この建物の共用廊下の、長尺シートと排水溝の境目のところが
ほぼすべて浮いてます。10年前に塗装工事をして、そのときも少し浮いていましたが、
「う~ん、、先で良いかなぁ~」ということで、先送りにした箇所です。


DSCN3842.jpg
特にひどい箇所は、雨水の集中する排水口付近で
パカーンと浮いて剥がれています。

①と②は、経年で浮いたりします。
ただ、こちらの現場では、初期より著しい施工不良があり、
かなり長尺シートの端部の状態が悪かったです。


DSCN3829.jpg
DSCN3826.jpg
熱溶接部分が切れています。多分新築の時は夏に張り付けたのかもしれません。

DSCN3890.jpg
こういう金属のローラーを転がして転圧しますが、
長尺シートは石油製品でできたシートですので、
夏季は気温で伸びやすくなります。転がし過ぎて引っ張りすぎると
いずれ縮んで、引張で熱溶接部分のジョイント部分や、
長尺シート自体が破断する場合もあるようです。
あるようです、としたのは、うちは長尺シートは
夏にやらないようにしているためで、失敗しそうなことは
よほどの事情が無い限りやらない主義だからです。


DSC_0796(1).jpg
階段のステップのシートと階段の踏面の間に雨水が溜まっています。

この現場の作業中の画像は、非公開としていますのでご容赦ください。
こちらのお客様はリピーター様で、ご信頼をいただいていて、
かつ、いつも包み隠さず現場の状況をお話ししますので、
工事が成立したということもあり、メーカーは張り直し一択だったと
いうことで、うちの技術で復元プラス剝がれにくい状態にしました。

貼ればキレイですよ、見た目がいいですよ、は当たり前で、
その後、経年でどうなるのか、その時、修繕費用はどうなるのかまで
依頼者と施工者(請負者ではない)ともに考えないと、
あとで仕事はしてもらったけど失敗だったなぁ、っていうのはよくある話です。

いっけん良いと思っても、後でダメと思うこともありますし、
はじめはなんか嫌と思っても、後で成功だったなんてことも、
依頼者にとってはあると思うので、色々と情報を集めたうえで
ご検討されてはいかがでしょうか。

再度ですけど、画像の初期工事はうちではありません。

今回もお付き合いいただきましてありがとうございました。
次は多分、外壁サイディングの多彩塗です。




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